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幣舞橋 ~橋上に乙女の像が立つ、釧路の象徴となっている橋~

北海道の釧路市(道内では札幌・旭川・函館に次ぐ4番目の規模の都市)の中心部を流れる釧路川には、幣舞橋(ぬさまいばし)という、全長124m・幅33.8mの三径間連続鋼床版箱桁橋が架けられています。

滝川と釧路を結んで北海道の東西を繋ぐ大動脈となっている国道38号の一部にもなっている橋で、また、釧路市内を紹介する映像など(釧路の天気予報のコーナーでも)では大抵この橋が映し出され、釧路を象徴する風景ともなっている橋です(橋自体が釧路を代表する観光名所の一つであり、釧路十景にも数えられています)。
明治33年に官設の初代幣舞橋が架橋されて以降、数度の架け替えを経て、現在の幣舞橋は昭和51年に5代目の幣舞橋として架橋されました。
幣舞橋 ~橋上に乙女の像が立つ、釧路の象徴となっている橋~_e0147022_6455633.jpg
上の地図が幣舞橋の位置を示す地図で、釧路駅からは徒歩10分程の距離にあり、釧路駅方面から来た場合、この橋を渡ってロータリー(六差路)に着いた所で国道38号線が終わります。
なお、ロータリー側から見た橋の全景写真は以下のページ(ウィキィペデイア)に掲載されています。以下のURLをブラウザのURL欄にコピペして見て下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Nusamai-Bridge.jpg

下の写真2枚は、3年程前に釧路に行った時、早朝の幣舞橋から撮影したものです。
これらは橋の風景ではなく、いずれも橋から見た風景で、1枚目はロータリー方面を、2枚目は海側(下流方面)をそれぞれ撮ったものです。
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そして幣舞橋といえば、取り上げない訳にはいかないのが、幣舞橋の橋上に立つ、日本初の橋上彫刻「四季の像」です。
四季の像は日本を代表する4人の彫刻家により造形された、4体の裸婦立像で、「春の像」は舟越保武氏により「若葉が萌えいずる雪解けの季節」を、「夏の像」は佐藤忠良氏により「さわやかな風を受けて羽ばたく若々しさ」を、「秋の像」は柳原義達氏により「迫りくる厳しい冬に立ち向かう精神と緊張感」を、「冬の像」は本郷新氏により「寒さと冬をはねのけて春を待ち望む心」を、それぞれ表現した彫刻です。
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幣舞橋 ~橋上に乙女の像が立つ、釧路の象徴となっている橋~_e0147022_6472747.jpg
これらの4体はどれも、芸術に疎い私が見ても「とても素晴らしい!」と感じる裸婦立像なので、幣舞橋を訪れた際は是非立ち止まって鑑賞してみて下さい。もっとも、裸婦の像だけに、あんまり凝視していると周囲から怪しまれるかもしれませんが(笑)。
by bridgelove | 2009-03-02 05:43 | 北海道の橋