東京下町のパナマ運河体験クルーズに参加してしてきました(後編)
2015年 11月 06日
今回の記事は、前編としてアップした昨日の記事の続きです。
東京スカイツリーのほぼ真下に位置する「おしなり公園船着場」を出発した屋形船は、江戸時代に人工的に作られた水路である北十間川・横十間川・小名木川を経由して、扇橋閘門(おうぎばしこうもん)へと入っていきました。
扇橋閘門は、江東三角地帯を東西に流れる約4kmの小名木川のほぼ中央に位置する、昭和52年に完成した、船のエレベーターともいえる施設で、その構造から「日本のパナマ運河」とも呼ばれています。勿論、実際のパナマ運河に比べると、比較にならない程小規模ではありますが。
具体的には、前後2つの水門(前扉と後扉)に挟まれた閘室(こうしつ)と呼ばれる区間の水位を人工的に変動させる事で、水面の高さが異なっている、小名木川の東側と西側の両区間(小名木川の最東端と最西端では水位が3m程も違います)での船の通航を可能にしています。
以下の写真はいずれも、このクルーズのメインイベントである、扇橋閘門通過体験の時(後扉のある東側から前扉のある西側への通航時)に撮影したものです。
以下の写真はいずれも、扇橋閘門を東側から西側へと通過した後に、船上からの景色です。
そして、屋形船は猿江橋が見える場所(上の写真)から折り返し、復路は往路と全く同じルートを辿って、おしなり公園船着場へと戻りました。
以下の写真は、クルーズの終点(おしなり公園船着場)に着く直前に改めて船上から撮影した、北十間川とスカイツリーです。やはりスカイツリーは絵になりますね!
川面を進む屋形船から望む東京・下町の景色や、沢山の橋の下や扇橋閘門を通航する体験は面白く、個人的にはとても楽しいクルーズでした♪