東京の芝浦地区とお台場地区を結ぶ、お台場のランドマークとして全国的にも広く知られている吊橋「レインボーブリッジ」については、平成20年10月31日の記事でも紹介しましたが、本日(平成25年8月26日)を以て、そのレインボーブリッジが開通してから、丁度20年が経ちました!

正式名称を「東京港連絡橋」という、首都高速(11号台場線)・臨港道路・新交通システム(ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線)からなる複合交通施設でもある橋長798mのこの吊橋は、都心と、東京臨海部に建設される副都心部とを結ぶ基幹交通施設として、昭和62年に着工しました。
そして、着工から約6年の歳月を経て平成5年に竣工し、同年8月26日に開通したので、レインボーブリッジは今日で丁度満20歳を迎えた、という事になります。

以下の写真はいずれも、私が平成20年10月に東京方面を旅行した際に撮影してきたレインボーブリッジの景色です。
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海とビル群の景色や夜景などの眺望が良好な事から、レインボーブリッジは週末のドライブコースとしても人気があり、それが要因でレインボーブリッジ周辺の道路は渋滞となる事もあるそうですが、生憎私は、レインボーブリッジを車で走った事はまだ一度もありません。ゆりかもめに乗って通った事はありますが。
もし、東京を車で走る機会があったら、その時は是非レインボーブリッジを走ってみたいです。
夜間は橋の主塔やメインケーブルなどがライトアップされるため、レインボーブリッジそのものも綺麗な夜景の一部となるそうですから、夜は、少し離れた所から改めてレインボーブリッジの全景を見てみたいです。

ちなみに、レインボーブリッジの主塔の高さは120mあり、これは40階建ての超高層ビルとほぼ同じ高さに相当します。
かなりの高さですが、世界最長の吊橋である明石海峡大橋の主塔の高さは289mですから、その倍以上もの高さがあり、明石海峡大橋の巨大さにも改めて驚かされます。
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# by bridgelove | 2013-08-26 19:52 | 東北・関東の橋 | Comments(0)

平成21年3月、京都市内を散策してきた際、私は、京都中心部の歓楽街を流れる高瀬川や、高瀬川に架かる橋、その周辺の景色なども観てきました。

高瀬川は、水運によって京の中心部と伏見を結ぶため、江戸時代に嵯峨の豪商・角倉了以(すみのくらりょうい)が鴨川を分流して開いた運河で、大正時代に文豪・森鴎外が著した小説『高瀬舟』などで全国的にもその名が知られている川です。
但し、水運は大正9年を最後に行われておらず、現在の高瀬川は、私が住んでいる札幌でいえば鴨々川や創成川くらいの水量の、小さな川です。
ちなみに、高瀬舟とは、水深の低いこの川専用に造られた、底が平たく舷側の高い小舟の事で、最盛期には一度に百数十艘もの高瀬舟がこの川を航行していたそうです。

高瀬川を航行する高瀬舟の荷物のあげおろしをする船溜所「船入」は、高瀬川に9か所造られましたが、下の写真3枚はいずれも、その船入のひとつ「一之船入」です。
一之船入は、江戸時代の交通運輸の貴重な遺跡として、史跡に指定されています。
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以下の各写真は、高瀬川に架かる橋や、高瀬川周辺の景色です。
川の両岸に植えられた柳の景観は、この辺り一帯の情緒の大きな要素となっています。
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ところで、私はかつて2年間、京都府八幡市に住んでいて、京都市内へもよく行っていたのですが、私はその当時から、高瀬川と隣接している建物や、その建物の構造等を見る度に、よくこう思っていました。
「いくら小さな川とはいえ、水面から30~40cm程度の高さの所に窓・テラス・換気扇が設置されているってどういう事?川の水量が増す事を全く考慮していないのでは?もし川が増水したら、床上浸水確実じゃん」と。

高瀬川の水は鴨川にある取水口から取り入れられているので、鴨川の増水時は、取水口にあると思われる水門なり弁なりで常に適切に水量を調節しているのかもしれませんが、しかし、もし鴨川が増水した時に機械的・物理的な故障、電気的な故障、人為的なミスなどでそういった設備が正常に動作しなくなったら、その時はどうなるのでしょうか。
多分、今まで一度もそういった事がなかったからこそ、高瀬川周辺の建物は、川が増水する事を想定した造りにはなっていないのでしょうが、しかし今後もずっとそういった事態が起こらないという保障はないと思うのですが…。

それとも、高瀬川が増水した時にだけ使われる、増水した水を逃すための秘密の地下水路とかでもあるのでしょうか?
もし高瀬川が増水したらどうなるのか、という疑問を一度京都在住の人に訊いた事もあったのですが、その時は、「まぁ大丈夫なんじゃないの」と軽く流されてしまいました(笑)。
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# by bridgelove | 2013-07-29 06:14 | 中部・近畿の橋 | Comments(0)

平成21年8月31日の記事では、「明石海峡大橋ブリッジワールド」という約2時間半のツアーに参加するに当たって、まずはツアー参加者全員で明石海峡大橋建設の過程が15分程にまとめられたDVDを観賞した、という事と、そのDVDはツアー終了後にお土産として全員に配られた、という事を紹介させて頂きましたが、昨日、久々にそのDVDを観返してみました。
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本州四国連絡高速道路株式会社神戸管理センターが企画・作成したドキュメンタリー作品で、分かりやすく、上手く構成されていて、なかなか面白かったです。

以下に、その映像の一部を紹介させて頂きます。

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▲ 1/100の全橋模型等により風洞実験
着工に先立って繰り返し行われたこの実験を元に、明石海峡大橋は秒速80m暴風にも耐えられるよう設計されました。

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▲ 明石海峡大橋最初の工事となる主塔基礎の海中掘削
ひと掴みダンプトラック8台分のグラブバケットが、60mもの大水深下で潮の流れと戦いました。

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▲ 橋脚の型枠ケーソンの海上運搬
平成元年3月、海底の掘削と並行して工場で造られていた、総重量15,800トンのケーソンが曳航されて明石海峡にやってきました。

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▲ ケーソンの沈設
曳航されてきたケーソンの内部に水を注入し、ケーソンの位置や傾斜を細かく修正しながら、予定の位置に正確に沈められました。設置誤差は僅か5cmでした。

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▲ ケーソン内部への水中コンクリート打設
打設は、コンクリートが固まる時に出す熱の影響を考え、内側から外側の順で進められました。

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▲ ケーソン内部への水中コンクリート打設
一回の打設量は9,000立方メートルで、打設は三昼夜連続で進められ、一年間に亘って繰り返し続けられました。

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▲ 主塔基礎の完成
激しい潮流と戦う事4年と3ヶ月を経て、明石海峡の水深60mに、無事2基の主塔基礎が完成しました。

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▲ アンカレイジ基礎の建設
舞子作業基地では、アンカレイジ基礎の建設が進んでいました。基礎を支える地盤は遥か65mの地下にあるため、まず直径85mの円筒形の地下連続壁を造って、内部を掘削する方法が採られました。

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▲ アンカレイジ基礎の建設
一年半後、地下65mの神戸層に到達し、深く巨大なこの穴の中に、23万立法メートルのコンクリートが詰められました。

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▲ アンカレイジ躯体の建設
巨大なケーブルアンカーフレームが運ばれてきました。

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▲ アンカレイジ躯体の完成
14万立法メートルの高流動コンクリートが打設され、世界最大のアンカレイジは着工から5年を経て完成しました。

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▲ 主塔の架設
主塔の工事も始まりました。

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▲ 主塔の架設
30段に分かれているブロックを慎重に重ね合わせ、塔を立ち上げていきます。

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▲ 主塔の完成
ブロックを築き上げ、高さ297mの巨大な塔が全貌を表しました。

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▲ ヘリコプターによるパイロットロープの渡海作業
風が無い日を選んで行われました。パイロットロープの直径は僅か1cmで、この細いロープから巨大なケーブルが生まれます。

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▲ ヘリコプターによるパイロットロープの渡海作業
本州と淡路島は、パイロットロープで初めてひとつに結ばれました。

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▲ キャットウォークの確保
パイロットロープを手掛かりに、空中作業足場キャットウォークが作られます。

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▲ キャットウォークの確保
キャットウォークとは、元々は高所にある猫の通り道の事で、自然にできたものの他、飼い主等が人為的につけたものも含むため、それが転じて、高所用の通路や足場の代名詞となりました。

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▲ ケーブルの架設
ケーブル工事が始まりました。工場でリールに巻き取られた全長4,070mのストランドが次々に引き出されていきます。

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▲ 大ブロックの一括架設
着工から7年目の6月、橋桁となる大ブロックの一括架設が始まりました。大ブロックの重さは1,800トンで、これは海だから動かせる重さです。

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▲ 大ブロックの一括架設
航路から外れている6箇所で一括架設が行われました。これは主塔直下での架設です。

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▲ 大ブロックの一括架設
これはアンカレイジ間近での架設です。

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▲ 航路上でのブロック組み立て
大ブロックで架設した所を足がかりに、今度は航路上に桁を張り出していきます。大型クレーンで主構トラスや主横トラスを架設していきます。

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▲ 航路上でのブロック組み立て
主構トラスや主横トラスを架設した後、道路面となる鋼床板を架設します。作業は、直下を往来する船舶に細心の注意を払いながら行われました。ちなみに、明石海峡大橋の船の往来は一日およそ1,400隻で、国際航路のため巨大船も多く航行します。

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▲ 最後のブロック架設
平成9年8月、ついに最後の部材を架設する時を迎えました。

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▲ 閉合式
明石海峡大橋の橋桁が、ついにひとつに繋がりました。

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▲ 舗装工事
これが終わると、後は開通の日を待つばかりです。

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▲ 開通直前の一般公開
開通の日を間近に控えて、総勢40万人が世界で一番長い吊橋を渡りました。

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▲ 開通直前の一般公開
開通を前に、だんじり(山車)も明石海峡を渡りました。

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▲ 明石海峡大橋開通
平成10年4月5日、工事を開始して10年、いよいよ開通式の日を迎えました。我が国の橋梁技術の総力を結集して完成した明石海峡大橋は、ついに世界の吊橋の頂点に立ちました。
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# by bridgelove | 2013-05-25 02:48 | 本四連絡橋 | Comments(0)

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昨日、日本全国の200以上もの美しい“名橋”がオールカラーで掲載されている『日本の名橋 完全名鑑』というビジュアルガイドブック(一般社団法人日本橋梁建設協会監修、廣済堂出版刊、定価1,680円)を購入しました。

この本は、「日本の橋の楽しみ方」「日本の名橋探訪のための基礎知識」「東京ゲートブリッジ」「北海道・東北の橋を見に行く」「関東・甲信越の橋を見に行く」「東海・北陸の橋を見に行く」「近畿の橋を見に行く」「中国・四国の橋を見に行く」「九州・沖縄の橋を見に行く」の各章から構成されていて、また、「東京 隅田川の橋を訪ね歩く」「大阪 中之島周辺橋めぐり」という2本の特集記事と、「サイクリングで江戸川の橋を完全制覇」というコラムも掲載されており、かなりボリュームのある内容です(ちなみに本の厚さは1.1cmで、全160ページ)。

これだけ沢山の橋が、綺麗なカラー写真で一挙に見られる訳で、しかも事実上の写真集としては値段も抑え目なので、私としては大いに満足できる本でした。
掲載されているのはほとんど有名な橋ばかりで、マニア向けといえるような橋は少ないですが、それでも橋好きの方であるなら、絶対に買って損はない、オススメの本です!

ちなみに、我が北海道の橋としては、上士幌町の松見大橋、室蘭市の白鳥大橋、夕張市の三弦橋、上士幌町のタウシュベツ川橋梁、幕別町の十勝中央大橋、旭川市の神居大橋、旭川市の旭橋、釧路市の幣舞橋、厚岸町の厚岸大橋の9橋が掲載されていました(掲載順)。
これから時間のある時には、時々この本を開いて癒されたいと思います(笑)。
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# by bridgelove | 2013-03-14 22:55 | 書評 | Comments(0)

今月の5日から、本年で第64回目の開催となる、札幌の冬を代表する風物詩でもある「さっぽろ雪まつり」が7日間の日程で開催されており、昨日、私も雪まつりを見に行ってきました。
さっぽろ雪まつりは、期間中200万人もの人々が訪れる、北海道を代表するビッグイベントですが、はっきり言ってしまうと、市外や海外からの観光客、もしくは小学生以下の子供がいる家族向けのイベントといえ、私の周り(主に同世代の友人達)を見る限りでは、札幌市民の多くは実は雪まつりにはあまり関心を持っていないのではないか、と感じで(笑)、実際私も、雪まつりを見に行くのは十数年ぶりくらいでした。

以下の写真はいずれも、本年伊勢の神宮で斎行される「第62回神宮式年遷宮」に因んで、今年の雪まつりで大通会場の大通西4丁目「STV・よみうり広場」につくられた、伊勢の神宮をモチーフとした大雪像「伊勢 神話への旅」です。
神宮の御正殿と共に、今までこのブログで何度か取り上げてきた宇治橋も、遠近感を伴った大雪像として再現されていました。
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ちなみに、式年遷宮とは、20年に一度、伊勢の神宮の内宮・外宮の建物や御装束神宝の全てを造り替えて神様にお引越し戴く、神宮では最重要のお祭りで、戦国時代の荒廃期には一時中断された事があるものの、持統天皇4年(西暦690年)以来、20年に一度の周期をほぼ守りながら1300年もの長きにわたって継続されています。
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# by bridgelove | 2013-02-09 06:26 | これも橋? | Comments(2)