先週、1泊2日という短い日程ではありましたが、大阪方面(主に大阪市と堺市)を旅行してきました。
但し、1日目は夕方まで普通に仕事があったため、夜に新千歳空港を発つ便に乗り関空へ向かったので、大阪周辺を見て回れる日は、事実上、その翌日の1日のみでしたが。

2日目の午前中、私は大阪市内の西九条駅から桜島線(通称:JRゆめ咲線)の電車に乗って終点の桜島駅まで行き、同駅から徒歩で天保山渡船場(桜島側)まで行き、そこから渡し船に乗って安治川河口を横断して天保山渡船場(築港側)へ渡り、そして、そこから徒歩で大阪港駅まで行って、大阪市営地下鉄中央線(コスモスクエア行き)に乗ったのですが、その移動の過程で(具体的には、桜島駅から築港側の天保山渡船場までの移動中に)私の眼前に見えたのが、この、天保山大橋(てんぽうざんおおはし)です。

天保山大橋は、阪神高速5号湾岸線の一部となっている、安治川河口に架かる全長640mの3径間連続鋼斜張橋で、阪神高速道路が安治川を跨ぐため平成2年に架橋されました。
大阪市此花区桜島と同市港区築港とを結んでおり、安治川を大型船が航行出来るように航路幅や橋の高さが確保されていて、中央径間長は350m、主塔高は152m、桁下高は45mあります。

以下の写真はいずれも、桜島駅前から見上げて撮影した、天保山大橋です。間近で見ると、やはりデカイです。
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以下の写真も桜島駅前から撮影したもので、これは、地上から主塔の頂上まで、主塔外壁に沿って進むらしいリフト(エレベーター)のゴンドラとそのレールを撮影したものです。橋の保守・点検・整備等に使われるのでしょうが、個人的には、こういった設備もとても興味深いです。
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この橋にほぼ沿って、前出の渡し船が運行されているのですが、以下の写真はいずれも、その渡し船の船上から撮影した、天保山大橋です。こうやって全景を見ると、やはり美しい橋です。
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この橋のすぐ近くには、世界最大級の水族館「海遊館」や、その海遊館を含む一連の商業施設「天保山ハーバービレッジ」、そして、関西を代表するテーマパークのひとつである「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」などがあり、それらと合わせてこの橋自体も、大阪の新しいシンボルゾーンとなっているこの一帯のランドマークとなっています。

ちなみにこの橋は、その技術の高さから「平成2年度 土木学会田中賞(作品部門)」を受賞しています。
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# by bridgelove | 2014-10-15 06:43 | 中部・近畿の橋 | Comments(0)

私は今月中旬、2泊3日の日程で関西(主に京都・大阪・和歌山方面)を旅行してきたのですが、その際(3日目の午前中)、和歌山県和歌山市伊太祈曽に鎮座する伊太祁曽(いたきそ)神社を参拝・見学してきました。

伊太祁曽神社は、日本書紀によると我が国に樹木を植えて廻ったとされる、「木の神様」として慕われている五十猛命(いたけるのみこと)を主祭神としてお祀りする神社で、式内社(名神大社)であり、紀伊国一宮でもあります。ちなみに、旧社格は官幣中社でした。
その伊太祁曽神社の二之鳥居から本殿まで、一直線に続く参道の一部として、境内の池に架橋されているのが、この太鼓橋です。

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神社の境内にある太鼓橋には、人間(参拝者)が渡る事を主体にして造られている橋と、専ら御神霊がお渡りになるものとして、または御神威の発揚のため、最初から人間が歩いて渡る事はほとんど想定していない橋(例えば、平成20年5月13日の記事で取り上げた彌彦神社の玉ノ橋や、平成24年11月20日の記事で取り上げた誉田八幡宮の放生橋など)の二つの形式がありますが、伊太祁曽神社の太鼓橋は前者のタイプの橋で、そのため太鼓橋としては傾斜は緩やかで、どなたでも容易に渡る事が出来る形状・構造になっています。

また、このタイプ(参拝者が渡る事を主体にして造られている神社境内の橋)の中には、例えば平成22年11月5日の記事で取り上げた亀田八幡宮境内の太鼓橋や、平成24年3月25日の記事で取り上げた岩津天満宮の御神橋などのように、橋本来の目的からは(少なくとも単に通行する上では)そこに橋がある必然性はほぼ全く無く、信仰上の理由から(もしくは遺構としての価値から)のみ形式的に存在する橋というのも少なからずありますが、伊太祁曽神社の太鼓橋は、境内にある池を跨いで架橋されており、参拝する上でも欠く事の出来ない存在であるのみならず、その池や、池周辺の緑豊かな木々の風景と合わせ、境内の風光明媚な光景を彩る効果的なアクセントのひとつにもなっています。

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下の1枚目の写真は、二之鳥居の手前正面から撮った太鼓橋、2枚目の写真は、逆方向(本殿側の方角)から撮った太鼓橋です。
ちなみに、私が訪れた時は生憎、修繕工事中であったため、私はこの橋を渡る事は出来なかったのですが、後で聞いたところ、その翌日にはもう橋は渡れる状態になっていたそうです。タイミング的には、ちょっと残念でした!

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神社の境内に架かる、参道の一部となっているこのような橋は、信仰上、聖俗の境界(結界)としての役割を担っている事が多く、参拝者はその橋を渡る事で斎戒をし、心身共に清々しくなります。
次に伊太祁曽神社をお参りする機会があった際は、私も是非この橋を渡ってみたいと思います!



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# by bridgelove | 2014-07-29 06:22 | 神社仏閣の橋 | Comments(0)

前回の記事で書いたように、私は先月上旬、1泊2日で東京方面を旅行し、東京では、1/1スケールで再現されている実物大のガンダム立像(全高約18m)を見るためお台場に行ってきたのですが、ガンダム立像やその周辺を一通り散策した後は、お台場から新交通システムの「ゆりかもめ」に乗って新橋へと移動しました。
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そして、お台場から新橋への移動中に、ゆりかもめの車内から見えたのが、下の写真に写っているレインボーブリッジ(東京港連絡橋)です。
日頃ゆりかもめを利用している人達にとっては、特にどうという事のない日常の景色なのでしょうが、私にとっては、間近に見るレインボーブリッジというのはなかなか新鮮でした。
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ちなみに、これはたまたま車内から見えた景色なのですが、新橋への移動中、アーチ橋の橋桁がクレーン船で運搬されている様子が見えました。これは、なかなか珍しい光景だと思います。
このような大きな物体を解体・分割等せずにそのまま運べるのは、海上輸送の大きな利点の一つですね。道路を使うにしろ鉄道を使うにしろ、陸上輸送ではまず不可能ですから。
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そして新橋に着いた後は、東京タワーにも行ってきました。東京タワーに行くのは、私にとっては多分20年ぶりくらいだったと思います。
下の写真2枚は、東京タワーの展望台から撮影してきたレインボーブリッジです。林立する高層ビル群と高架橋と巨大な吊橋と海という組み合わせが、実に東京の湾岸らしい景観です。
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# by bridgelove | 2014-06-23 04:47 | 東北・関東の橋 | Comments(0)

先週、1泊2日という短い日程ではありましたが、東京方面を旅行してきました。
但し、1日目は夕方まで普通に仕事があったため、夜に新千歳空港を発つ便に乗り東京へ向かったので、東京やその近郊を見て回れる日は、事実上、その翌日の1日のみでしたが。

東京では、1/1スケールで再現されている実物大のガンダム立像(全高約18m)を見るため、大崎からりんかい線(東京臨海高速鉄道)に乗ってお台場へと行ってきたのですが、お台場からは、東京港の新しいランドマークとして親しまれるようになった「東京ゲートブリッジ」も見る事が出来ました。
下の写真2枚は、お台場の高台から望んだ、その東京ゲートブリッジです。
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東京ゲートブリッジは、東京港第三航路(東京東航路)を跨いで中央防波堤外側埋立地と江東区若洲を結ぶ、全長2,618m、海上を跨ぐ区間1,618m(これはレインボーブリッジ横浜ベイブリッジの約2倍に相当します)、幅員24mの、巨大なトラス橋です。平成24年2月に開通しました。
建設時は、仮称として東京港臨海大橋と呼ばれていましたが、平成22年に、12,223件の一般公募の中から「東京ゲートブリッジ」の名称が選ばれ、以後はその名前で呼ばれるようになりました。
2匹の恐竜が向かい合っているかのような特異な形状をしている事から「恐竜橋」と呼ばれる事もあるそうです。

建設地が羽田空港に近く航空機の飛行ルート上にあるため、航空法により橋の高さに制限(98.1m以下)が課され、また、東京東航路を通る大型船舶が問題無く航行出来るよう、中央部の橋桁下は海面から54.6mの高さを、中央部の橋脚間の距離は440mを確保する必要があり、それらの条件をクリアするため、吊り橋や斜張橋ではなく、三角形に繋いだ鋼材を組み合わせて橋桁の荷重を分散するトラス構造が採用され、このような特異な形状の橋になりました。

下の写真は、お台場を見学した後に行ってきた東京タワーの特別展望台(高さ250m)から望んだ東京ゲートブリッジです。機能的でありながらも、実に独特なデザインの橋です。
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今回はあくまでも遠くから見ただけで、私は実際にはまだ東京ゲートブリッジを渡っていないので、次に東京港方面に行く機会があった時は、この橋を渡ってみたいと思います。
ちなみに、東京ゲートブリッジには、4車線の車道と、歩道が設けられています。車道は高速道路ではなく一般道路なので、車両は無料で通行する事が出来ますが、原付(50cc以下)や自転車は、車道・歩道共に通行出来ないそうです。

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# by bridgelove | 2014-05-15 05:40 | 東北・関東の橋 | Comments(0)

先月下旬、私は関西を旅行してきたのですが、関西から札幌への帰路は、神戸空港を発つ便を利用しました。そして、その便に搭乗するため、神戸市中心部の三宮から神戸空港まではポートライナーに乗車しました。

以下の写真は、その際にポートライナーの終点・神戸空港駅のホーム端から撮影した、世界最長の吊橋「明石海峡大橋」です。
今までこの駅は何度か利用していますが、ここから明石海峡大橋が望めるという事に、私は遅ればせながらこの時初めて気が付きました。今更気付くなんて、ボーっとしていたらダメですね!
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夕日と明石海峡大橋の組み合わせは、なかなかキレイでした!
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# by bridgelove | 2014-04-11 20:20 | 本四連絡橋 | Comments(0)