先月下旬、富山県の立山方面を旅行してきた際、私は立山町に鎮座する雄山神社中宮祈願殿を参拝・見学してきました。
ここは、明治初期の神仏分離により神社となり、雄山神社を構成する三社のうちの一社となりましたが、それ以前の神仏習合の時代はかなり仏教色が強かったお宮で、立山修験の一大拠点でもあり、芦峅寺(あしくらじ)と称されていました(つまり、神社というよりはほとんどお寺でした)。

しかし、廃仏毀釈により仏教色が濃厚であった立山信仰は大きな打撃を受け、沢山建ち並んでいた寺堂など関連施設の多くは破壊され、芦峅寺も境内は大幅に縮小されてしまいました。
とはいえ、雄山神社中宮祈願殿の境内を歩いてみると、鬱蒼と茂る木々に覆われた境内は、私にとっては今も十分広く感じました。

その境内のほぼ中央に位置しているのが、「斎戒橋」という小さな石橋です。
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雄山神社中宮祈願殿の境内を鳥居から奥に向かって伸びる参道は、境内の中程で二股(Y字)に分岐し、分岐点となる地(Y字の間)には立山開山御廟(霊山立山を開山し後に慈興上人と称された佐伯有頼公の御廟)が、そして、分岐点から西側に延びる参道の途中には祈願殿、その奥には立山大宮(西本殿)が、東側に延びる参道の奥には立山若宮(東本殿)が、それぞれ鎮座しています。
斎戒橋は、その分岐点のすぐ手前の参道上に位置しています。
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とても小さな橋ではありますが、立山大宮、立山若宮、立山開山御廟のいずれにお参りする場合でも参拝者は必ず通る事になる石橋で、その名の通りこの橋には、一種の結界ともいえる川をこの橋を通って渡る事で参拝者は自ずと斎戒をし心身共に清々しくなる、という意味が込められているのでしょう。
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by bridgelove | 2013-10-14 23:48 | 神社仏閣の橋

平成20年1月にこのブログを開設して以来、左カラムに表示されているプロフィールの写真はずっと同じ写真を使い続けてきましたが、この度、そのプロフィール写真を初めて更新致しました!

新しい写真は、平成21年8月に、本四高速神戸管理センターのブリッジワールド事務局が主催するツアー「明石海峡大橋ブリッジワールド」に参加した際、世界最長の吊橋である明石海峡大橋の主塔屋上(海面から約289メートル地点)で撮影してきた写真です。
このブログでは初めて自分の顔を晒す事になりますが、まぁ、悪い事をしているわけではないですし、別にいいかなと(笑)。

ちなみに、橋の先に見えるのは淡路島です。
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by bridgelove | 2013-10-01 22:42 | その他