平成21年8月31日の記事では、「明石海峡大橋ブリッジワールド」という約2時間半のツアーに参加するに当たって、まずはツアー参加者全員で明石海峡大橋建設の過程が15分程にまとめられたDVDを観賞した、という事と、そのDVDはツアー終了後にお土産として全員に配られた、という事を紹介させて頂きましたが、昨日、久々にそのDVDを観返してみました。
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本州四国連絡高速道路株式会社神戸管理センターが企画・作成したドキュメンタリー作品で、分かりやすく、上手く構成されていて、なかなか面白かったです。

以下に、その映像の一部を紹介させて頂きます。

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▲ 1/100の全橋模型等により風洞実験
着工に先立って繰り返し行われたこの実験を元に、明石海峡大橋は秒速80m暴風にも耐えられるよう設計されました。

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▲ 明石海峡大橋最初の工事となる主塔基礎の海中掘削
ひと掴みダンプトラック8台分のグラブバケットが、60mもの大水深下で潮の流れと戦いました。

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▲ 橋脚の型枠ケーソンの海上運搬
平成元年3月、海底の掘削と並行して工場で造られていた、総重量15,800トンのケーソンが曳航されて明石海峡にやってきました。

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▲ ケーソンの沈設
曳航されてきたケーソンの内部に水を注入し、ケーソンの位置や傾斜を細かく修正しながら、予定の位置に正確に沈められました。設置誤差は僅か5cmでした。

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▲ ケーソン内部への水中コンクリート打設
打設は、コンクリートが固まる時に出す熱の影響を考え、内側から外側の順で進められました。

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▲ ケーソン内部への水中コンクリート打設
一回の打設量は9,000立方メートルで、打設は三昼夜連続で進められ、一年間に亘って繰り返し続けられました。

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▲ 主塔基礎の完成
激しい潮流と戦う事4年と3ヶ月を経て、明石海峡の水深60mに、無事2基の主塔基礎が完成しました。

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▲ アンカレイジ基礎の建設
舞子作業基地では、アンカレイジ基礎の建設が進んでいました。基礎を支える地盤は遥か65mの地下にあるため、まず直径85mの円筒形の地下連続壁を造って、内部を掘削する方法が採られました。

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▲ アンカレイジ基礎の建設
一年半後、地下65mの神戸層に到達し、深く巨大なこの穴の中に、23万立法メートルのコンクリートが詰められました。

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▲ アンカレイジ躯体の建設
巨大なケーブルアンカーフレームが運ばれてきました。

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▲ アンカレイジ躯体の完成
14万立法メートルの高流動コンクリートが打設され、世界最大のアンカレイジは着工から5年を経て完成しました。

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▲ 主塔の架設
主塔の工事も始まりました。

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▲ 主塔の架設
30段に分かれているブロックを慎重に重ね合わせ、塔を立ち上げていきます。

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▲ 主塔の完成
ブロックを築き上げ、高さ297mの巨大な塔が全貌を表しました。

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▲ ヘリコプターによるパイロットロープの渡海作業
風が無い日を選んで行われました。パイロットロープの直径は僅か1cmで、この細いロープから巨大なケーブルが生まれます。

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▲ ヘリコプターによるパイロットロープの渡海作業
本州と淡路島は、パイロットロープで初めてひとつに結ばれました。

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▲ キャットウォークの確保
パイロットロープを手掛かりに、空中作業足場キャットウォークが作られます。

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▲ キャットウォークの確保
キャットウォークとは、元々は高所にある猫の通り道の事で、自然にできたものの他、飼い主等が人為的につけたものも含むため、それが転じて、高所用の通路や足場の代名詞となりました。

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▲ ケーブルの架設
ケーブル工事が始まりました。工場でリールに巻き取られた全長4,070mのストランドが次々に引き出されていきます。

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▲ 大ブロックの一括架設
着工から7年目の6月、橋桁となる大ブロックの一括架設が始まりました。大ブロックの重さは1,800トンで、これは海だから動かせる重さです。

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▲ 大ブロックの一括架設
航路から外れている6箇所で一括架設が行われました。これは主塔直下での架設です。

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▲ 大ブロックの一括架設
これはアンカレイジ間近での架設です。

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▲ 航路上でのブロック組み立て
大ブロックで架設した所を足がかりに、今度は航路上に桁を張り出していきます。大型クレーンで主構トラスや主横トラスを架設していきます。

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▲ 航路上でのブロック組み立て
主構トラスや主横トラスを架設した後、道路面となる鋼床板を架設します。作業は、直下を往来する船舶に細心の注意を払いながら行われました。ちなみに、明石海峡大橋の船の往来は一日およそ1,400隻で、国際航路のため巨大船も多く航行します。

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▲ 最後のブロック架設
平成9年8月、ついに最後の部材を架設する時を迎えました。

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▲ 閉合式
明石海峡大橋の橋桁が、ついにひとつに繋がりました。

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▲ 舗装工事
これが終わると、後は開通の日を待つばかりです。

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▲ 開通直前の一般公開
開通の日を間近に控えて、総勢40万人が世界で一番長い吊橋を渡りました。

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▲ 開通直前の一般公開
開通を前に、だんじり(山車)も明石海峡を渡りました。

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▲ 明石海峡大橋開通
平成10年4月5日、工事を開始して10年、いよいよ開通式の日を迎えました。我が国の橋梁技術の総力を結集して完成した明石海峡大橋は、ついに世界の吊橋の頂点に立ちました。
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by bridgelove | 2013-05-25 02:48 | 本四連絡橋 | Comments(0)