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年頭の御挨拶

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謹 賀 新 年

昨年は東日本大震災という未曽有の災害により、特に東北地方の太平洋沿岸部で甚大な被害が発生し、地震や津波により被災地では多くの橋が崩落・流失するなどしました。
阪神・淡路大震災に於いて、阪神高速道路や阪神間の鉄道など各路線の高架橋が崩落した写真・映像を見た時は大変大きな衝撃を受けましたが、私達はあれから17年の時を経て、図らずもまたそれと同等の衝撃を受ける事になってしまいました。

しかし、例え跡形もなく崩れ落ちてしまったとしても、橋はまた元通りに、場合によっては更に立派な物として再建する事が可能ですが、震災により失われてしまった尊い人命は、もう永久に還ってはきません。15,843人という、この度の震災での犠牲者の数の多さ(平成23年12月22日警察庁発表)の前には、その悲しみは言葉に表現する事さえ困難で、私としてはただただ頭を垂れ、哀悼の誠を捧げる事くらいしかできませんでした。
こういった筆舌に尽くし難い悲しみを胸に、新年の年頭に当たって私は、今なお不自由な生活を余儀なくされている多くの被災者の方々に一日も早く平穏な日々が訪れます事を御祈念申し上げるとともに、微力ながら、私も震災の復興に尽力してくしていく決意をここに改めて表明させて頂きます。

写真は、昨年7月に三重県伊勢市で撮影してきた、同市内を流れる五十鈴川に架かる全長約102mの宇治橋です。
所謂伊勢神宮の“表玄関”として機能しているこの美しい木造橋は、20年毎に解体と再建(熟練工達が伝統技法の粋を尽くして新橋を建設)を繰り返しながら、常に再生を続け、20年周期で新しく生まれ変わっている事から、本年が日本再生の年となる事を祈念して、その再生の象徴としてここに宇治橋の写真を貼付させて頂きます。

本年も何卒一層の御指導・御鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

平成二十四年 西暦二千十二年
元旦

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by bridgelove | 2012-01-01 04:42 | その他