先日、2泊3日の日程で東京に行って来たのですが、最終日の3日目は、浅草から隅田川を下る水上バスに乗ってお台場まで移動し、船内から、隅田川に架かる橋や、東京港に架かるレインボーブリッジなどの橋を見学してきました。

本当は、永代橋、清洲橋、勝鬨橋など隅田川に架かる名橋の数々を正面からじっくりと見学したかったのですが(そのためにざわざわ隅田川を下る水上バスに乗ったのですが)、生憎私が乗った水上バスは、船体のデザインは未来的で格好良かったのですが(SF漫画の大家として知られる松本零士先生のデザインだそうです)、客室内には正面側に窓が無く、側面の窓は全て密閉型で、外に出られるデッキもなかったため、それらの橋を正面から見る事ができず(側面の窓からしか見えなかったため橋の全景も見られませんでした)、その点は不満でしたが、東京港に架かるレインボーブリッジは、逆に海上を走る水上バスからしか狙えない角度から見る事ができ、まぁその点については取り合えず満足できました(笑)。
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上の2枚の写真が、水上バスの船内から撮影したレインボーブリッジの写真で、下の2枚の写真が、水上バスを降りてお台場の海岸(お台場海浜公園)から撮影したレインボーブリッジの写真です。
ちなみに、この文章のすぐ下の写真に写っている船が、私が乗船した水上バスです。
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芝浦とお台場との間に架かる橋長798mのこの吊橋「レインボーブリッジ」(竣工は平成5年)は、トラスの橋桁の上層を高速道路(首都高速11号)が、下層を一般道(都道482号)・歩道・鉄道(新交通システムゆりかもめ)が通る、上下二層構造の橋です(この点は瀬戸大橋や横浜ベイブリッジも同じです)。
しかし、この橋が他の吊橋と比べて明らかに異なる外見上の最大の特徴は、芝浦側に側径間を設けるスペースが限られていたため、中央径間と比べて側径間が非常に短い点です。これは、他の吊橋を見慣れている人なら、橋に興味のない人でもすぐに気が付くはずで、私もレインボーブリッジを水上バスの船内から見たとき、何だか違和感を感じました。
そのため、東京の人には申し訳ないのですが、白鳥が翼を大きく広げたような優美な曲線を描いている明石海峡大橋白鳥大橋などに比べると、何となく翼を完全には開ききっていない感じのレインボーブリッジは正直あまり見栄えが良くなく、全体的にやや窮屈な感が拒めません(あくまでも私の主観ですが)。

とはいえ、側径間を気にしさえしなければレインボーブリッジが美しい橋である事は間違いなく、東京港のランドマークとして全国的にもその知名度は高く、また、平成15年に公開された映画 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の舞台としてもよく知られている橋です。
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by bridgelove | 2008-10-31 05:55 | 東北・関東の橋 | Comments(0)

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先週、仕事関係の研修会(1泊2日)に出席するため、檜山支庁管内のせたな町へと行って来たのですが、札幌からせたなへと向かう途中、数年ぶりに室蘭市に立ち寄り、1月13日の記事7月11日の記事でも取り上げました、室蘭港に架かる全長1,380mの白鳥大橋を、祝津町(半島)側から陣屋町(本土)側へと車で渡ってきました(ちなみに、同橋は自動車専用道なので歩行者・自転車・125cc以下の二輪車は通行できません)。
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上の写真は、白鳥大橋を渡る直前に立ち寄った道の駅「みたら室蘭」から望んだ同橋です。本当に美しい吊橋です。
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上の写真も「みたら室蘭」から撮影したもので、これは、ループを描きながら白鳥大橋の桁へと一気に上る、祝津町側の同橋の入口部(インターチェンジ)です。
いずれはここから室蘭駅方面まで高架が延長される予定ですが(但し現時点では延長工事着工の目途も立っていないようですが)、現時点ではここが、室蘭港を渡る道路の半島側の終点部となっています。
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上の写真2枚は、いずれも同橋を走行中に撮影した写真です。
運転中ですからさすがに横を見て、眼下に広がる海や街並み等の景色を楽しむ余裕はありませんでしたが、正面方向だけは、ファインダーも覗かずに片手でシャッターを押して撮ってきました。
走っていて実に気分が爽快になる道路でした。
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by bridgelove | 2008-10-11 06:07 | 北海道の橋 | Comments(0)

渡り廊下

渡り廊下は、所謂“橋”の範疇とはちょっと違うのかもしれませんが、今日は、私が今まで見た中で印象に残っている渡り廊下を取り上げてみたいと思います。
渡り廊下は、デパートや大型スーパーなどの商業施設でもよく見る事ができますが、今日取り上げるのは、いずれも神社・仏閣で私が見た渡り廊下です。

というのも、一部に例外はあるもののだいたいは単に連絡通路としての機能しか持っていない、商業施設などで見られる渡り廊下に比べ、神社・仏閣にある渡り廊下は、伝統建築の技巧を凝らしていたり、景観に配慮されていたり、伝説や由緒があったりするなど、私にとっては見たり渡ったりして実際に楽しく感じられるからです。
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上の写真は、日本仏教の母親とも称される比叡山延暦寺(滋賀県大津市)にある、常行堂と法華堂という宝形造の2棟のお堂を結ぶ渡り廊下で、この写真は今から5~6年前に延暦寺を参拝・見学した折に撮影したものです。
延暦寺は、大まかに分けると東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)という3つのエリアに分かれているのですが、この2棟は西塔にあり、写真のように桧皮葺の屋根と朱塗りの柱を持つ渡り廊下で連結されています。

ちなみに、かつて弁慶が、この渡り廊下を天秤棒にしてこれら2棟のお堂を担いだという伝説がある事から、この2棟は「弁慶のにない堂」とも呼ばれています。
「オイオイ、弁慶ってどれだけ力持ちよ!っていうか、そもそもこの渡り廊下に、天秤棒として2棟の建物を支えるだけの強度があるのか!?」などという野暮な突っ込みは勿論ナシです(笑)。
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上の写真2枚は、昨年の秋、横浜市青葉区の神鳥前川(しとどまえかわ)神社を参拝・見学した際に撮影した、拝殿と社務所を連絡する渡り廊下です。
私が住んでいる札幌市内の神社でも渡り廊下はよく見ますが、ただ札幌の場合は冬、雪が降るため、この写真のように壁がない構造の渡り廊下は多分ありません。
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上の写真2枚は、今年の夏、京都市右京区の妙心寺(臨済宗妙心寺派大本山)を参拝・見学した際に撮影した、法堂と大方丈を連絡する渡り廊下です。
この渡り廊下は、屋根は平坦ですが廊下の床部は太鼓橋のように膨らみを持った独特な形状になっており、この渡り廊下と交差している、床下の通路は、近くの高校に通う学生達の通学路にもなっています。そのため、写真のように朝夕は高校生達がこの渡り廊下の下を頻繁にくぐっています。
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by bridgelove | 2008-10-08 05:27 | これも橋? | Comments(0)

よく知られているように、関西における“空の玄関口”は、関空(関西国際空港)・伊丹(大阪国際空港)・神戸(神戸空港)の3箇所で、札幌から関西へと向かう場合、私は当然これら3空港のうちのいずれかを利用する事になるのですが、最も多くの便が設定されているのが関空であるため、3空港の中で最も利用頻度が高いのはやはり関空です。

そして、関空を利用する度に必ず渡るのが、大阪湾に浮かぶ人工島に造られた関空と、その対岸の本土側(りんくうタウン)とを結ぶ、一般に「スカイゲートブリッジR」という愛称で知られている関西国際空港連絡橋です。
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関西国際空港島の唯一の陸上アクセスを担うこの橋は、昭和62年に着工し平成3年に竣工した、トラス構造橋としては世界最長の3,750mの橋長を誇る、鉄道と道路の併用橋です。
橋は、全長の約半分に当る4径間1,800mがダブルデッキ(二層構造)で、上が道路(6車線)、下が線路(複線でJRと南海が共用)となっており、また、空港島とりんくうタウンを結ぶ電気・ガス・水道・電話線等のライフラインも全てがこの橋を通っているため、同橋は関空にとってはまさに「命綱」「生命線」とも言うべき橋で、それだけに災害対策は万全で100年に1度の大地震や特大の台風にも耐えられるように造られています。

なお、「スカイゲートブリッジR」のRは、「Road」、「Railway」、「Rinku(りんくう)」の頭文字を表しているそうですが、「Rainbow」、「Relationship」、「Remember」などにもイメージを広げられる効果を狙っているそうです。
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上の写真2枚は、いずれも今年の8月に撮影した、りんくうタウン側から望んだ関西国際空港連絡橋です(あまり写真のアングルは良くありませんが)。
私はこの橋を渡る時は大抵南海電車を利用していますが、マイカーやレンタカーを利用した場合、同橋の往復通行料金は、軽自動車が1,200円、普通車が1,500円、中型車が1,800円、大型車が2,700円、特大車が4,700円だそうです。

ちなみに、同橋の施工は、陸上で組み上げた1径間450mの巨大なトラスを海上クレーン2基で一度に架設する大ブロック一括架設工法が用いられています。
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by bridgelove | 2008-10-01 06:51 | 中部・近畿の橋 | Comments(0)