神戸を代表する景色の一つにもなっている、真っ赤な姿が印象的な神戸大橋は、神戸市中央区の新港第四突堤と、神戸港に埋め立てられて造られた人工島ポートアイランドとの間を結ぶ、全長319mのダブルデッキ(2階建構造)のアーチ型鋼橋です。
ちなみに下の写真は、「神戸ポートタワー」(108m)の最上階から撮った神戸大橋の遠景です。
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神戸大橋は昭和45年に日本で初めて造られたダブルデッキのアーチ橋で、上層階の車道が北(三宮方面)行き、下層階の車道が南(ポートアイランド方面)行きの一方通行になっており、下層階の車道の両側には幅3mの歩道がそれぞれ設けられていて徒歩で橋を渡る事も可能です。
この歩道から望む神戸の街の眺望や夜景は特に素晴らしく、同橋の歩道は神戸港一帯を見渡す事ができる穴場スポットとしても知られています。
また、神戸大橋のすぐ隣には、同橋と並んで新交通システム「ポートアイランド線」のアーチ橋が架かっており、遠くから見ると神戸大橋と一体化して見えるこの橋にはポートライナー(ゴムタイヤで走る鉄道)が走っています。

下の写真は、神戸港を航行中の船のデッキから撮影した、神戸大橋の全景です。御覧のように、とても綺麗なアーチ橋です。
歩行者は少ないですが、車の交通量はそれなりに多いです。
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下の写真2枚も航行中の船のデッキから撮影したもので、神戸大橋の真下をくぐる直前と、くぐり終えた直後にそれぞれ橋を仰ぎながら撮りました。
6両編成の車両が写っていますが、これがポートライナーです。
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これは橋の真下から撮った写真で、こうして間近で見ると、神戸大橋とポートライナーのアーチ橋は、隣接はしているものの繋がってはいない、別の橋である事がはっきりと分かります。
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これは、これから神戸大橋を渡ろうとする神戸空港駅行きのポートライナー車内(先頭部)から撮影した同橋の写真です。
この写真からは、神戸大橋のアーチは二重になっているものの、ポートライナーが通る橋のアーチは二重にはなっていない事が分かります。
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ちなみに、今日の記事に貼付の写真は全て、先週神戸に行った際に撮影してきたものです。
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by bridgelove | 2008-06-25 06:48 | 中部・近畿の橋 | Comments(0)

今月の14~15日にかけて、私は1泊2日の旅程で神戸に行ってきたのですが、その際、神戸港で乗った船のデッキから、本州四国連絡橋の一つである明石海峡大橋が望めました。
下の写真がその時に船から撮った同橋で、橋と船の間は直線にして約18㎞の距離があったため、然程高性能ではない私のデジカメでは橋の輪郭などはあまりはっきりと写りませんでしたが、久々に大好きな明石海峡大橋を眺める事ができて、個人的には満足でした(笑)。
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by bridgelove | 2008-06-17 20:19 | 本四連絡橋 | Comments(0)

4年程前、北海道芦別市中の丘町の国道453号線を走っていた時、突然車窓から、なぜかその上で列車が停車している状態の橋梁が目に入り、「何だこれは?」と思い車を止めて見学してきました。

芦別川の支流「炭山川」が作り出す深い谷に架かるこの桁橋は「炭山川橋梁」といい、実は、平成元年に廃線となった三井芦別鉄道(芦別~瀬城間9.1km)の遺構の一部で、とても綺麗なので一見するとそうは見えないのですが、この橋はもう現役の鉄道橋ではありません。
橋梁はほぼ完全か形で残され、橋梁上に置かれているディーゼル機関車DD501と石炭運搬車ロセキ3820の2両も錆びる事なく綺麗な状態で静態保存されているため、遠くから見た限りでは普通に現役の鉄道路線に見えてしまいました。
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三井芦別鉄道は、三井鉱山芦別鉱業所専用鉄道として石炭の運搬のために開業し、後に旅客営業も行うようになったものの、炭鉱の閉山と過疎化により平成元年に廃止され、以後、この炭山川橋梁は当時使われていた列車2両と共に大切に保存されているのです。
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by bridgelove | 2008-06-10 12:40 | 北海道の橋 | Comments(0)

私は今まで何回か(多分4回くらい)、和歌山県高野町の高野山に参詣に行っています。
うち1回は高野山内にある大師教会という施設で2泊し、あとはいずれも高野山内の宿坊で1泊ずつ泊まり、山内の各所を見学したりお参りしたりしてきました。
私は元々神社仏閣をお参りしたり見学したりするのが好きなのですが、私が今まで見て周った仏閣の中では、高野山は特に私の好きな寺院の一つとして挙げる事ができます。

「宗教都市」「聖地」などと言われるだけあって、高野山には至る所に寺院やお堂、お社などが点在していますが、その高野山の宗教的な中心となっているエリアは、大きく3つに分ける事ができます。総本山金剛峰寺、壇上伽藍、奥之院です。
そして、この3つのエリアの中でも特に聖なる場所とされているのが奥之院で、奥之院エリアの最も奥深い場所に建っている弘法大師御廟には、真言宗開祖の空海(弘法大師)が今もここで生きたまま禅定に入られていると信仰され、ここは真言宗全派の僧侶・檀家・信徒達にとって最大・最高の聖地とされています。

奥之院入口からその弘法大師御廟までは約2kmの距離があり、この間の参道の両側には、巨大な老杉、苔むした五輪碑や墓碑、塔婆などが延々と建ち並んでおり、その景観は一種独特であり、それでいてなかなか壮観です(奥之院にある墓石の数は二十万基を越えているだろうと言われています)。
私が初めてこの参道を歩いたのは午前5時半頃の早朝でしたが、朝靄がかかっている中で、他に参拝者が全く歩いていない老杉の下の参道を、無数に林立する墓石を眺めながら歩くと、「人は死んだ後、三途の川を渡って冥府(よみ)の国へ旅をするといわれているが、その旅路の光景は、今自分の眼前に広がっているこんな光景なのかもしれない」とふと思ったりしました。早朝の奥之院は、そう思ってしまう程霊感に打たれる、とても幻想的で宗教的な場所でした。

そして、その奥之院の参道には「一の橋」「中の橋」「御廟橋」という3つの橋が架かっているのですが、下の写真は、奥之院参道入口に架かっている「一の橋」です。
ここから奥之院の聖域がスタートします。奥之院のエリアが「あの世」を模しているのだとしたら、この橋はあの世とこの世の境界とも言える橋です。
ちなみに、車両は通行できません。
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下の写真は、奥之院参道に架かる3つの橋の中では最も弘法大師御廟に近い橋である「御廟橋」です。写真に写っている正面突き当たりのお堂は「燈籠堂」といい、弘法大師御廟はこのすぐ後に建っています。
この橋から奥は、奥之院エリア全体の中でも特に清浄な聖域ですから、僧侶は必ず、一之橋とこの御廟橋を渡る時は行きも帰りも恭しく拝礼する慣例になっており、また、一般の参拝者も御廟橋から奥は写真撮影が禁止されています。そういった意味では、小さいながらもかなり存在感のある橋です。
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御廟橋の橋板は36枚ありますが、これは、金剛界三十七尊を象ったもので(橋全体を一つに数えて37枚)、橋板の裏にはそれぞれの仏名が書かれているそうです。
橋の上からは、玉川の清流の中に立てられている、流産や水子の霊を弔う卒塔婆も見る事ができますが、この塔婆を見ると、ここが極めて非日常の宗教的な空間である事を改めて実感させられます。
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by bridgelove | 2008-06-05 06:32 | 神社仏閣の橋 | Comments(0)