先日、札幌市内(南区石山)の豊平川沿いの道路を車で走っていた際に、綺麗な二連アーチ橋が目に入り、その場で車を停めてその橋を少し見学してきました。
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この橋は、白川浄水場(南区白川)から供給される水道水を豊平川を越えて導水している、昭和56年に竣工した「硬石山水管橋」という名の水管橋で、札幌市水道局が管理しています。
橋には2本の大きな水道管が通っていて、その2本の水道管に挟まれる形で人が歩ける通路も併設されていますが、整備・点検用の作業通路であるため、一般の人はここは通れません(そもそも橋を渡って対岸に行っても何もないので、ここを通る需要もなさそうですが)。橋長は169mあるそうです。

ちなみに、この橋が架かっている豊平川(一級河川石狩川水系、長さ72.5km、流域面積859km²)は、上流には豊平峡ダム、支流の小樽内川には定山渓ダムという、「札幌の水がめ」と称される二基の巨大なダムがあり、豊平川水系だけで札幌市の水道水の98%をまかなっています。
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by bridgelove | 2008-05-30 05:51 | 北海道の橋 | Comments(0)

本州と四国を結ぶ本四連絡橋(神戸・鳴門ルート)の一つとして、明石海峡を横断して神戸と淡路島を連絡している世界最長の吊橋「明石海峡大橋」は、3月10日の記事で詳しく紹介させて頂いたように、私の最も好きな橋の一つです。
その明石海峡大橋へは、学生として京都に住んでいた当時、学校の休みを利用して何回か見学に行ってきましたが、以下の写真はいずれも、その際に同橋を撮影した写真です。

下の写真は、明石海峡沿いに走る国道2号線上から、間近に迫る明石海峡大橋を望んだ情景です。
長さ84.5m、幅63m、高さ47.5mもある超巨大なアンカレイジ(ケーブルから伝達される張力に抵抗する巨大なコンクリート塊の橋台)が目を引きます。大迫力です!
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下の写真は、明石海峡大橋に繋がる、神戸側の高架橋(舞子トンネルと同橋を結ぶ延長501mの道路橋)上に設けられている高速バスの停留所です。
この停留所はJR舞子公園駅の上(地上40m)にあり、同駅や、山陽電鉄の舞子公園駅などと直結し、三宮もしくは明石方面から列車に乗ってここで降りた場合、ここから淡路島や四国へと向かうバスに乗り換える事ができます。
私も、この写真を撮った時はここから高速バスに乗って同橋を渡り淡路島へと行って来ました。
高さが約300mもある、超高層の白い主塔(その高さは東京タワーの333mに匹敵します)も見えます。
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下の写真2枚は、明石海峡大橋を淡路島に向かって走行中の、高速バス車内から前方を撮ったものです。
片側3車線、上下6車線の広い道路(橋桁の全幅は35.5m)です。
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下の写真は、明石海峡大橋を渡った直後にある淡路島側のバス停(ハイウェイオアシス淡路SA)で下車した際に、すぐ近くの展望台から同橋を背景に神戸側の光景を撮ったものです。
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by bridgelove | 2008-05-19 07:48 | 本四連絡橋 | Comments(0)

昨年5月(丁度一年前の今頃)、私は新潟県西蒲原郡弥彦村にある「彌彦神社」に参拝に行ってきました。
同社は、弥彦山の東麓に約13万平方メートルもの広大な境内地を有する、北陸でも有数の大きな神社で、その境内には清流・御手洗(みたらし)川が流れており、そして、御手洗川には「玉ノ橋」という朱塗りの太鼓橋が架かっています。
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実はこの玉ノ橋は神様が渡るために架橋された橋で、信仰上の意味からも、また橋の構造からも、人間は渡れないという面白い橋です。
室町時代の境内古絵図にもこの橋が描かれている事から、この橋は相当な昔から彌彦神社にあったようで、明治45年に神社が大火に遭って多くの社殿を焼失した際にも玉ノ橋はその難を免れ、その後、境内拡張により一時外苑の弥彦公園に移転されていたそうですが、昭和60年の御遷座70年奉祝を機に、再び清流御手洗川に移転・修理・復元されて、現在に至るそうです。
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by bridgelove | 2008-05-13 06:46 | 神社仏閣の橋 | Comments(0)

一昨日の早朝、旅先の広島市内で、宿泊したホテル(ANAクラウンプラザホテル広島)周辺をぶらっと歩いて、少しだけですが橋巡りをしてきました。
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上の写真は、元安川に架かる「元安橋」という桁橋です。
橋の右側には、世界遺産に登録されている原爆ドームの一部と、船乗り場が見えます。この船乗り場からは、やはり世界遺産に登録されている宮島とを結ぶ航路が設定されています。

なお、平成4年に架け替えられた現在の橋の前の橋は、爆心地からは僅か130mという立地であったにも拘らず、桁橋そのものは爆風に耐え(欄干は橋の両側に落下したそうですが)、被爆してから40年以上にも亘って使用され続けました。
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上の写真は、元安橋とは目と鼻の先にある、電車との併用橋「相生橋」です。橋長は129mで、橋の中央部には路面電車(広島電鉄)が走っています。
国道183号・同261号の重複区間にある橋で、広島を代表するメインストリートのうちの一本でもあります。
また、この橋桁の中央には、太田川と元安川に挟まれている平和記念公園の突端から延びている小さな橋が接続されており(橋に橋が架かっている状態です)、そのため真上から見るとT字の橋になっています。
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上の写真が、平和記念公園から延びているその小さな桁橋です。
この橋の橋長は53mあるそうです。
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上の写真は、そのT字接続している箇所の道路上面(接合部)です。毎日この橋を利用している広島市民はそういった事はあまり思わないのかもしれませんが、このようにT字接続されている橋は、全国的にはかなり珍しいと思います。

なお、相生橋は被爆で激しく破損・変形し、一部は川にも崩落したそうですが、幸いにして落橋は免れたため、戦後復旧工事が施されて使用され続け、昭和58年に現在の橋に架け替えられたそうです。
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by bridgelove | 2008-05-11 06:17 | 中国・四国・九州の橋 | Comments(0)

昨日の記事で私は、「早朝大阪市内を散策してきました」と書きましたが、その日の昼前には早くも大阪を離れ、同じ日の夕方には、私は山口県岩国市にいました。
岩国へと行ったのは、同市内に個人的に参拝・見学したい神社があったのと、岩国最大の観光スポットにもなっている名橋「錦帯橋」(きんたいきょう)を、一度実際にこの目で見てみたかったからです。

よく知られているように、錦帯橋は日光の神橋、山梨の猿橋と共に「日本三名橋」の一つとされており、世界的にも珍しい木製のアーチ橋として有名な橋で、技術的にも(釘は一本も使っておらず、木と木を組み合わせた力学的にも大変優れた構造になっています)、またその景観の美しさからも、日本屈指の名橋と呼ばれています。全長は193.3m、幅員は5mあります。
ちなみに、錦帯橋は一見「五連のアーチ橋」に見えますが、アーチ橋となっているのは中央の三連で、両岸側の各一連は共に桁橋です。

以下の写真が、いろいろな角度から錦帯橋を撮った写真で、岩国市内に住んでいる友人に岩国駅から車で連れて行って貰い、一緒に見学してきました。
夕方頃に行ったため、橋周辺の御土産屋さんなどはほぼ全て閉店しており、周囲は人も疎らでしたが、お陰様でほとんど“貸切状態”でゆっりと橋を見学・渡川できました(笑)。
ゴールデン・ウィーク期間中だったほんの数日前までは、多分この時間でも多くの人達で混み合っていたのでしょうが。
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錦帯橋は延宝元年(1673年)、岩国藩の三代藩主・吉川広嘉によって建造されたもので、それ以前にここに架かっていた橋は、武家屋敷と城下町を繋ぐ重要な交通路であったにも拘らず度々の氾濫で寸断されたり流出する事が多かったため、新たに造る事になった錦帯橋は、洪水に耐えられる事を前提として橋脚を石で高く積み上げ、その上に五連の木橋を架けるという珍しい型の橋になったのだそうです。
しかし、276年間も流される事なく頑丈さを誇っていた錦帯橋も、昭和25年の台風では流されてしまい、昭和28年に建造当時そのままの姿に復元され、更に平成13年からは3年間かけて架け替え工事が行われ、そして平成17年には九州北部や山陰沖を通過した台風14号により第一橋の橋脚2基が流失したものの復旧工事が行われ、現在に至っています。

その精巧な建築美には、ついうっとりしてしまいます。また渡ってみたい橋です。
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by bridgelove | 2008-05-10 05:36 | 中国・四国・九州の橋 | Comments(0)

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昨日の早朝、大阪市内を散策してきたのですが、梅田から御堂筋を徒歩で南下中、堂島川(旧淀川)に架かる大江橋の橋上から、とても美しい四連のアーチ橋が目に入りました。
とりあえず写真に撮り、札幌に帰ってから(今日の昼過ぎに帰ってきました)改めて調べてみた所、この橋は「水晶橋」という、橋長98.2m・幅12mの鉄筋コンクリート製の橋で、私は知りませんでしたが、その美しさから大阪市内では有名な橋らしく、プロ・アマを問わずよく画題とし選ばれる事が多い橋なのだそうです。確かにこの美しさは絵になりますよね。

そして意外な事に、実はこの橋は元々は橋ではなく、昭和4年に建設された当時は「堂島川可動堰」という、河川浄化を目的として建設された水門だったのだそうです。
その後、多くの人に利用して貰うために、法律上「橋」と認定する手続きが取られ、更に昭和55年には拡幅されて、現在に至っているそうです。
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by bridgelove | 2008-05-09 22:41 | 中部・近畿の橋 | Comments(0)

橋桁と橋台のつなぎ目

普通はあまり目にする機会がない、あるいはその機会があってもそれと意識する事のない、橋桁と橋台(橋脚)の接合部について、今日は簡単に説明をさせて頂きます。

橋桁と橋台が一体型構造のラーメン橋などを除き、ほとんどの橋の橋台には、下図のように「支承」(ししょう)という装置(接合部材)が設けられており、この支承が、橋桁(橋の上部構造)からの力を橋台(橋の下部構造)に伝えています。
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支承には、主に以下の3つの機能があります。

【1】 伝達機能 …… 橋桁自体の重さと、その橋桁の上を走行する車両の荷重による力を、下部構造へと伝える機能。
【2】 伸縮機能 …… 温度変化などによる橋桁の伸び縮みに対応する機能。
【3】 回転機能 …… たわみによる橋桁の回転に対応する機能。

一般には、両方の橋台にそれぞれ設けられている支承のうち、どちらか一方の支承が橋桁をしっかりと固定し、もう一方の支承が、橋桁がある程度自由に動くような構造になっています。
これをそれぞれ「固定支承」「可動支承」といい、可動支承は、橋桁の可動範囲が小さい時には板状の、大きい時にはローラー状のものが使用されています。

但し、近年は「水平力分散支承」と云われる、明確に固定・可動を分類しない新しい構造の支承も用いられるようになってきています。
固定支承と可動支承を組み合わせた従来の橋では、地震が発生した場合、固定支承のみが集中的にその地震力を受け持つ事から、固定支承やその下部構造が損傷を受ける事例が少なくはなく、このため、全ての支承で橋桁の伸縮を弾性的に吸収し、各支承で分担して地震力を受け持つ水平力分散支承が用いられるようになってきているのです。
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by bridgelove | 2008-05-06 18:54 | 橋に関する雑学 | Comments(0)

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私が海外に行った経験というのは、高校1年次の9月にオーストラリアに行った一回だけで、その時は、北海道高等学校PTA連合会主催の7泊8日の研修旅行に参加してシドニーとメルボルンに行って来ました。
あれ以来私が一度も海外に行っていないのは、例えば現在の仕事では二連休を超える長期の連休は取り辛い、とか、海外に行くのにはお金がかかる、等の理由もありますが、そもそも、海外旅行よりも国内旅行の方が面白いし好き、という私の個人的な趣向が最も大きな理由であろうと思います。

それはともかく、私が海外に行ったのは高校1年の時(今からもう十数年も前です)の一度だけで、その時に私がシドニーで見てきた印象深い橋が、オペラハウスと共にシドニーのシンボルとなっている、シドニー湾に架かっている「ハーバーブリッジ」という名のアーチ橋です。
上の写真に写っている橋がそのハーバーブリッジですが、この2枚の写真は、元々湾岸の雰囲気やオペラハウスを撮ろうとして写した写真で、最初から橋をメインに撮ろうとした写真ではないため、橋の写真としてはあまり構図の良くない写真なのですが、今ほど橋に興味がなかった当時の私が撮った写真の中ではこの2枚しかハーバーブリッジが写っている写真はないので、「あまりいい写真ではないな…」と思いつつも一応貼付させて頂きます(笑)。

ハーバーブリッジは、世界恐慌時の不況対策の公共事業として大正12年に着工し、昭和7年に完成した、道路(8車線)・鉄道(複線)・自転車道(内陸側)・歩道(太平洋側)の併用橋で、全長は約1,500mあります。
橋桁を吊り下げている、橋の両端の支柱は石造りで、100m近い高さがあり、アーチの最上部の高さは134mあり、建設当時はこのアーチがシドニーで最も高い建築物でした。

ちなみに、実際にシドニーでこの橋を見た当時は知りませんでしたが、命綱をつけてハーバーブリッジのアーチの最上部に登る「ブリッジクライム」という、観光客向けのアトラクションもあるそうです。
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by bridgelove | 2008-05-03 17:47 | 海外の橋 | Comments(0)