カテゴリ:北海道の橋( 20 )

昨日、私は札幌の隣街・小樽を散策し、小樽運河周辺を歩いてきました。
小樽運河は大正12年に開通し、かつては道内一の繁栄を誇った港町・小樽の経済を支えてきた運河です。

小樽は明治初頭以来、海岸の埋め立て工事を繰り返しながら港が形造られてきたのですが、この運河は内陸に水路を掘ったものではなく、埋め立て地の間に水路を残す事によってできた「埋立て式運河」で、往時は多くの船が行き交い、また、各所に艀(はしけ)舟が係留されて貨物の荷揚げが行われ、商業の街、物流の拠点として発展していった小樽の礎となった運河です。
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小樽の産業はニシン漁から始まり、明治末期には最も漁獲があり、それ以降は次第に少なくなってきたものの、ニシン漁で経済力をつけていった小樽は北海道開拓の玄関となった事もあって(最盛期の小樽は人口も街の規模も札幌を凌ぐ道内随一の都市でした)、海陸産物の集散地として繁栄するようになり、大正時代には運河沿いの倉庫群に豆などの雑穀をぎっしりと蓄え世界の相場に影響を与えるまでになりました。
しかし戦後になると、人力で荷揚げする方式が衰退していった事や、樺太等との交易が無くなったため物流の拠点としての機能が急速に廃れていった事、大規模な空港施設のある千歳や対規模な港湾施設のある苫小牧などに北海道の物流の拠点が移っていった事などから、小樽運河は全く使用されなくなり、そのまま放置されていたため一時はヘドロが溜まって悪臭が漂うまで環境が悪化したのですが、その後、運河全面埋め立て派と全面保存派の対立などの紆余曲折を経て、一部は埋め立てられたものの小樽運河は観光スポットとして整備されていき、平成8年には「都市景観100選」に選ばれました。

現在の小樽運河は、船が航行する事はもうなく運河としての機能は果たしていませんが、小樽を代表する風情ある観光スポットとして、運河周辺は常に観光客らで賑わい、運河に沿って続く石畳の道やガス灯、煉瓦や札幌軟石で造られた重厚な倉庫群は、港町情緒が味わえる小樽を代表する風景になっています。
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上の地図が、その小樽運河と、今回私が見てきた、小樽運河に架橋されていた4本の橋の位置を示すものです。どの橋も小樽駅からは徒歩圏内にあります。
ちなみに運河周辺は、京都の嵐山、鎌倉、函館などと同様、観光客向けに多くの人力車が走っているので、時間とお金に余裕のある人は、人力車に乗って運河周辺を散策するのも面白いかもしれません。
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上の写真は竜宮橋です。
この橋のある道路を海とは反対の方向に真っ直ぐ南下していくと、榎本武揚(戊辰戦争で旧幕府軍を率いた人物の一人で、後に明治政府に仕えて北海道の開拓や外交などに尽力しました)が創建したという由緒のある竜宮神社に突き当たります。
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上の写真は、小樽運河と海を結ぶ水路に架かっている月見橋です。
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上の写真は、中央通にある中央橋です。この道路を、海とは反対の方向に真っ直ぐ南下していくと、小樽駅に突き当たります。
この橋と浅草橋との間が、小樽運河の中でも特に風情ある情景を醸し出しています。
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上の写真は、小樽運河の東端部に架かる浅草橋です。
小樽運河はここから直角に曲がって於古発川となり、寿司屋通の中央を暫く流れた後、暗渠になります(但し暗渠部の方が土地が高いため、水の流れはこの説明とは逆で、於古発川から運河に向かって流れています)。
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by bridgelove | 2009-07-07 06:30 | 北海道の橋 | Comments(0)

北海道の釧路市(道内では札幌・旭川・函館に次ぐ4番目の規模の都市)の中心部を流れる釧路川には、幣舞橋(ぬさまいばし)という、全長124m・幅33.8mの三径間連続鋼床版箱桁橋が架けられています。

滝川と釧路を結んで北海道の東西を繋ぐ大動脈となっている国道38号の一部にもなっている橋で、また、釧路市内を紹介する映像など(釧路の天気予報のコーナーでも)では大抵この橋が映し出され、釧路を象徴する風景ともなっている橋です(橋自体が釧路を代表する観光名所の一つであり、釧路十景にも数えられています)。
明治33年に官設の初代幣舞橋が架橋されて以降、数度の架け替えを経て、現在の幣舞橋は昭和51年に5代目の幣舞橋として架橋されました。
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上の地図が幣舞橋の位置を示す地図で、釧路駅からは徒歩10分程の距離にあり、釧路駅方面から来た場合、この橋を渡ってロータリー(六差路)に着いた所で国道38号線が終わります。
なお、ロータリー側から見た橋の全景写真は以下のページ(ウィキィペデイア)に掲載されています。以下のURLをブラウザのURL欄にコピペして見て下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Nusamai-Bridge.jpg

下の写真2枚は、3年程前に釧路に行った時、早朝の幣舞橋から撮影したものです。
これらは橋の風景ではなく、いずれも橋から見た風景で、1枚目はロータリー方面を、2枚目は海側(下流方面)をそれぞれ撮ったものです。
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そして幣舞橋といえば、取り上げない訳にはいかないのが、幣舞橋の橋上に立つ、日本初の橋上彫刻「四季の像」です。
四季の像は日本を代表する4人の彫刻家により造形された、4体の裸婦立像で、「春の像」は舟越保武氏により「若葉が萌えいずる雪解けの季節」を、「夏の像」は佐藤忠良氏により「さわやかな風を受けて羽ばたく若々しさ」を、「秋の像」は柳原義達氏により「迫りくる厳しい冬に立ち向かう精神と緊張感」を、「冬の像」は本郷新氏により「寒さと冬をはねのけて春を待ち望む心」を、それぞれ表現した彫刻です。
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これらの4体はどれも、芸術に疎い私が見ても「とても素晴らしい!」と感じる裸婦立像なので、幣舞橋を訪れた際は是非立ち止まって鑑賞してみて下さい。もっとも、裸婦の像だけに、あんまり凝視していると周囲から怪しまれるかもしれませんが(笑)。
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by bridgelove | 2009-03-02 05:43 | 北海道の橋 | Comments(0)

若佐神社のおみこしと橋

平成17年10月、私は、オホーツク海沿岸にある、北海道網走支庁管内の佐呂間町に鎮座する若佐神社という神社のお祭りにお手伝いに行かせて頂いたのですが(地元のみこし会の人達と一緒におみこしを担いできました)、その際に撮ったのが以下の3枚の写真です。
おみこし自体は標準的な形のおみこしで、橋も、どこにでもよくあるタイプの何の変哲もない桁橋なのですが(そういえば橋の名前を確認し忘れました)、しかし例え際立った形のおみこしや橋でなくても、日常生活に於いてはあまり一般的ではないアイテムの「おみこし」という要素が橋が組み合わさると、やはりその橋は、私の目にはちょっと特別な風景として映りました(笑)。
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佐呂間町は、私の住んでいる札幌からはかなり遠い所にある町で、一昔前であれば札幌から4時間以内に着く事はまず無理でしたが、現在は、道央自動車道や旭川紋別自動車道などの高速道路が年々延伸しているおかげで、この時は札幌からは4時間かからずに到達できました。

ちなみに、私がこの写真を撮影したほぼ1年後の平成18年11月、同町内で瞬間風速が毎秒83mに達する大型の竜巻が発生し、新佐呂間トンネル(国道333号)の工事作業員用のプレハブ小屋が吹き飛ばされて倒壊しその中にいた9人が死亡するという、実に痛ましい事故が起りましたが(戦後に限ると竜巻による被害では最悪の死者数)、現在は、同町はその竜巻災害から復興し、町民の皆さん方は再び平穏な暮らしを取り戻しています。
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by bridgelove | 2008-12-11 06:35 | 北海道の橋 | Comments(0)

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先週、仕事関係の研修会(1泊2日)に出席するため、檜山支庁管内のせたな町へと行って来たのですが、札幌からせたなへと向かう途中、数年ぶりに室蘭市に立ち寄り、1月13日の記事7月11日の記事でも取り上げました、室蘭港に架かる全長1,380mの白鳥大橋を、祝津町(半島)側から陣屋町(本土)側へと車で渡ってきました(ちなみに、同橋は自動車専用道なので歩行者・自転車・125cc以下の二輪車は通行できません)。
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上の写真は、白鳥大橋を渡る直前に立ち寄った道の駅「みたら室蘭」から望んだ同橋です。本当に美しい吊橋です。
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上の写真も「みたら室蘭」から撮影したもので、これは、ループを描きながら白鳥大橋の桁へと一気に上る、祝津町側の同橋の入口部(インターチェンジ)です。
いずれはここから室蘭駅方面まで高架が延長される予定ですが(但し現時点では延長工事着工の目途も立っていないようですが)、現時点ではここが、室蘭港を渡る道路の半島側の終点部となっています。
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上の写真2枚は、いずれも同橋を走行中に撮影した写真です。
運転中ですからさすがに横を見て、眼下に広がる海や街並み等の景色を楽しむ余裕はありませんでしたが、正面方向だけは、ファインダーも覗かずに片手でシャッターを押して撮ってきました。
走っていて実に気分が爽快になる道路でした。
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by bridgelove | 2008-10-11 06:07 | 北海道の橋 | Comments(0)

全国的には勿論の事、地元の北海道民にもほとんど知られていませんが(私もつい最近初めて知りました)、函館市や青森県では、以前から、北海道(函館市)と青森県(大間町)を結ぶ自動車専用道の「津軽海峡大橋」を架橋しようという構想があるそうです。

日本の四大島の中で唯一道路では結ばれていない北海道と本州を結ぶため津軽海峡に、世界最大・最長の明石海峡大橋をも上回る超長大な吊橋(全長約19km、中央支間長4km、4車線)を架け、北海道と本州を道路で直結させて日本列島を縦貫する高速交通の大動脈を完成させようという、壮大な構想です。

なお、下の地図で北海道の福島町と津軽半島先端の竜飛崎を結んでいる点線(地図の左側)は青函トンネルです。
津軽海峡大橋は、この地図上では図示されていませんが、北海道の函館市と下北半島先端の大間崎を結ぶルート(地図の右側)での建設が現時点では最有力視されています。
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このプロジェクトは、木村守男・前青森県知事がその実現に向けて特に積極的に活動していたそうですが、しかしながら木村前知事の在任当時から、前代未聞の規模の長大な吊り橋となる事や、莫大な建設費(事業期間10年で約3兆円)や維持・管理費(年間約38億円)がかかる事などから、その実現を疑問視したり建設に反対する声も強かったようで、県知事が交代して以降は、三村申吾・現知事が建設反対の立場である事もあって、この構想にあまり前向き進展は見られません。

また、費用以外にも、津軽海峡とその周辺の景観の問題、橋脚施設の塩害対策、強風・積雪・路面凍結時等の道路の安全確保や、国際海峡である津軽海峡の荒波・水深・航路確保など、避けては通れない技術的な課題が山積しており、津軽海峡に橋を架ける事は、最新の架橋・土木・建設技術をもってしても容易な事ではありません。

ちなみに、もし橋ではなく、青函トンネルのように海底トンネルを津軽海峡に建設する場合は、景観の問題、荒波・水深・航路確保等の問題はクリアされるものの、以下のような新たな問題が生じ、その建設は吊り橋同様、やはり、あまり現実的ではありません。

① 長大トンネル内の排気ガスの換気は技術的に困難(青函トンネルの場合は、電車と電気機関車が通るのみなので、排気ガス対策は全く考慮する必要がありません)。
② 長大トンネル内での交通事故や火災防止に対する対策が困難(青函トンネルの場合は、事故・災害対策として、トンネル内に二つの海底駅が緊急避難場所として建設されました)。
③ トンネル長が15kmを越えた場合はトンネル内にパーキングエリアを、50kmを越えた場合はトンネル内にサービスエリアを設置しなければならないが、パーキングエリア、サービスエリア共に長大な海底トンネル内に設置する事は技術的に困難。
④ 本坑(車道)の他に、先進導坑・作業坑・立坑・斜坑など複数のトンネルを海底下(しかも青函トンネルよりも地盤が弱い場所)に建設する必要があり、技術的に困難。

ただ、橋にしろトンネルにしろ、津軽海峡が車で横断できるようになると、その道路は、現在建設中の北海道新幹線と共に北日本の国土軸の中核を担う事になり、北海道~本州間の物流・観光・交流の活発化、“青函圏”という新たな経済圏や文化圏の出現を促す役目、生活道路や災害時の避難経路としての活用などが期待でき、実際に津軽海峡大橋が建設・運用される事により生じるメリットは、決して小さくはありません。
まだ実現の目処は全く立っていませんが…。
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by bridgelove | 2008-07-24 05:50 | 北海道の橋 | Comments(4)

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1月13日の記事では、室蘭港(北海道室蘭市)の港口に架かる白鳥大橋という美しい吊橋を紹介させて頂きましたが、今から10年近く前、室蘭港を帆船(上の写真の船)でクルージングした際に、その船の上から同橋を仰ぎ見るようにして撮影したのが以下の写真です。
こうして同橋を下から眺めると、瀬戸大橋明石海峡大橋のような二層構造になっている長大橋と比べるとかなりシンプルな印象を受けますが、その分すっきりとした印象も受けます。
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個人的には白鳥大橋は大好きなのですが、ただ、その白鳥大橋が架けられている室蘭市は近年人工減が著しく、胆振支庁の中核都市でありながら市の人口はついに10万人を切り、かつて繁華街であった室蘭駅周辺の商店街はシャッター街と化し、市の事実上の中心部は、既にかなり以前から、半島に位置する室蘭駅周辺から半島の付け根に位置する東室蘭駅の周辺に移っています。
このままでは、半島の先端と内陸部とを結ぶ白鳥大橋の存在意義もいずれ問われかねず、同橋の利用を活性化させるためにも(それ以前に室蘭の都市としての機能や価値を高めるためにも)、室蘭駅周辺の効果的な再開発が望まれます。
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by bridgelove | 2008-07-11 06:18 | 北海道の橋 | Comments(0)

4年程前、北海道芦別市中の丘町の国道453号線を走っていた時、突然車窓から、なぜかその上で列車が停車している状態の橋梁が目に入り、「何だこれは?」と思い車を止めて見学してきました。

芦別川の支流「炭山川」が作り出す深い谷に架かるこの桁橋は「炭山川橋梁」といい、実は、平成元年に廃線となった三井芦別鉄道(芦別~瀬城間9.1km)の遺構の一部で、とても綺麗なので一見するとそうは見えないのですが、この橋はもう現役の鉄道橋ではありません。
橋梁はほぼ完全か形で残され、橋梁上に置かれているディーゼル機関車DD501と石炭運搬車ロセキ3820の2両も錆びる事なく綺麗な状態で静態保存されているため、遠くから見た限りでは普通に現役の鉄道路線に見えてしまいました。
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三井芦別鉄道は、三井鉱山芦別鉱業所専用鉄道として石炭の運搬のために開業し、後に旅客営業も行うようになったものの、炭鉱の閉山と過疎化により平成元年に廃止され、以後、この炭山川橋梁は当時使われていた列車2両と共に大切に保存されているのです。
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by bridgelove | 2008-06-10 12:40 | 北海道の橋 | Comments(0)

先日、札幌市内(南区石山)の豊平川沿いの道路を車で走っていた際に、綺麗な二連アーチ橋が目に入り、その場で車を停めてその橋を少し見学してきました。
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この橋は、白川浄水場(南区白川)から供給される水道水を豊平川を越えて導水している、昭和56年に竣工した「硬石山水管橋」という名の水管橋で、札幌市水道局が管理しています。
橋には2本の大きな水道管が通っていて、その2本の水道管に挟まれる形で人が歩ける通路も併設されていますが、整備・点検用の作業通路であるため、一般の人はここは通れません(そもそも橋を渡って対岸に行っても何もないので、ここを通る需要もなさそうですが)。橋長は169mあるそうです。

ちなみに、この橋が架かっている豊平川(一級河川石狩川水系、長さ72.5km、流域面積859km²)は、上流には豊平峡ダム、支流の小樽内川には定山渓ダムという、「札幌の水がめ」と称される二基の巨大なダムがあり、豊平川水系だけで札幌市の水道水の98%をまかなっています。
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by bridgelove | 2008-05-30 05:51 | 北海道の橋 | Comments(0)

北海道南西部の室蘭市には、全長1,380m・主塔高140m・航路幅300m・幅員14.25mの、関東以北では最大の「白鳥大橋」という吊橋があります。
この橋は、昭和56年に着工し、今から丁度10年前の平成10年に完成・開通しました。
下の写真は今から6~7年前に、車で白鳥大橋を渡りに行った時に南側(絵鞆半島側)から撮った同橋の写真です。御覧のように、とても美しい吊橋です!
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そして、下の写真は今から10年程前にバイクで白鳥大橋を渡りに行った時に、南側(絵鞆半島側)から撮った同橋の全景写真です。
橋の南側では道路がループを描いている様子がよく分かります。
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室蘭市は絵鞆半島を中心に市域が広がっている街で、現在の市の経済的・商業的な中心地は半島よりも内陸部の東室蘭駅周辺ですが、一昔前の市の中心地・繁華街は絵鞆半島中程の室蘭駅周辺で、室蘭駅周辺は現在でも市の行政的な中心地として、市役所や胆振支庁、その他の行政機関が置かれています。
白鳥大橋は、その絵鞆半島先端の祝津地区と、対岸の陣屋地区とを結ぶ、室蘭湾の入口に架かる巨大な吊橋(国道37号の一部)で、夜は風力発電によるライトアップが行われ、室蘭の観光名所にもなっています。

基幹産業であった鉄鋼業の大規模な合理化・縮小化や、苫小牧での大規模開発などにより、かつては20万人近くいた人口が平成17年にはついに10万人を下回るまでに室蘭市は衰退が著しく、はっきり言いまして、白鳥大橋はこのような衰退著しい街には不釣合い(失礼!)な程に立派で美しい吊橋です。
そもそも、計画当初では橋完成時の室蘭圏全体の人口は35万人と想定されていたのですが、既に完成前には、人口減少により想定していた交通量は見込めない事が確実となり、同橋の運営を委託する予定だった日本道路公団(当時)が採算に合わないとして受託に難色を示し、また北海道も、道路公社を設立して運営するのは困難としたため、暫定無料として供用が始まりました。
これほど大規模な橋梁が無料で開放されるのは全国的にも珍しく、あくまでも「暫定無料」なのですが、現時点では有料化される目処は立っていません。というか、現在ではそれ程需要が高い訳でもないので、有料化されたらほとんど利用されなくなると思いますが…。

ちなみに、下の写真は3~4年程前に、新千歳空港から羽田行きだったか関空行きだったかの便に乗った際に、飛行機の窓から撮影した室蘭市の全景です。
室蘭湾の入口には、白鳥大橋がはっきりと写っています。
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by bridgelove | 2008-01-13 06:32 | 北海道の橋 | Comments(0)

最も身近な橋

写真に写っている橋は「3号橋」という名の、何の変哲もないただの桁橋ですが、私の家からは最も近い場所にある橋であるため、私にとっては特に渡る機会の多い橋の一つです。
上段の写真は下流側から、下段の写真は上流側からそれぞれ撮った写真です。
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by bridgelove | 2008-01-08 06:03 | 北海道の橋 | Comments(0)