宗谷海峡大橋の件(その2)

8月1日の記事では、間宮海峡と宗谷海峡にそれぞれ橋もしくはトンネルを建設しようという気運が樺太(サハリン)で高まってきている、という件についてお伝えしましたが、今日はその件の続報です。
以下は、今月2日の北海道新聞(朝刊)に掲載された『道-サハリン架橋実現を ユジノで若者が街頭署名』という題の記事です。

【ユジノサハリンスク 1日 津野慶】 サハリンと大陸、北海道を橋とトンネルで結ぶ壮大な構想を実現しようと、サハリン州の若者たちによる署名活動が一日、州都ユジノサハリンスクで行われた。原油価格の下落などでロシアの景気にも陰りが出ているが、市民は「サハリンの発展に必要」と好意的に応じていた。
構想は、同州のアレクサンドル・ホロシャビン知事が主唱。タタール海峡(間宮海峡)にトンネルを建設して大陸と結び、続いて宗谷海峡に大橋を架ける長期構想で、中央政府に早期着工を呼び掛けている。
署名活動は若者組織「私たちの建設者たち」サハリン支部が市内二カ所で実施。「橋より年金が欲しい」と拒否する高齢者もいたが、多くの市民は「物価が安くなる」「経済問題を解決できる」と賛同し、署名していた。
アレクサンドル・タルキンスキー支部長(二三)は「世論を盛り上げたい。大陸とサハリンが結ばれれば、宗谷海峡大橋の話も進むと思う」と期待する。署名は州議会を通してモスクワに送られる。


この記事を読む限りでは、現時点ではあくまでも一部の人達が実現に向けて署名活動を行っている、という段階に過ぎず、はっきり言って両海峡への架橋やトンネル建設はまだ“夢物語”の域を出ていませんが、しかし青函トンネル瀬戸大橋も、実際に着工が決まるまではやはり夢物語でしたから、今後の動向によっては両海峡を横断する橋・トンネル実現への可能性が高まる事も有り得、この件は今後も要注目です。

ただ、一応ロシア国内の扱いとなる間宮海峡はともかく、事実上日露の国境を跨ぐ宗谷海峡に橋を建設する場合は、日本側の了承と協力が絶対不可欠であり、ある程度具体的に話が進み出すと、今後はこの点が大きな焦点になりそうですね。
日本ではこの件に関しては全然世論が盛り上がっていないですから。
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by bridgelove | 2008-11-04 10:55 | 海外の橋