妙心寺・放生池の石橋

先月、私は2泊3日の日程で京都・大阪を旅行してきたのですが、その際、京都市内では臨済宗妙心寺派大本山の妙心寺に立ち寄り、同寺境内を散策して来ました。
日本にある臨済宗系寺院約6,000か寺のうち、約3,500か寺を妙心寺派の寺院が占めている事から、妙心寺派は事実上、臨黄(臨済宗各派と黄檗宗の枠組みの事)を代表する宗派であり、その妙心寺派の中でも特に中核を成しているのが大本山の寺格を持つ同寺で、広大な境内には七堂伽藍や46もの塔頭(たっちゅう)が立ち並び、法堂の天井に描かれた狩野探幽の「八方にらみの龍」、日本最古の名梵鐘、明智光秀の供養に建立された蒸し風呂「明智風呂」など、多数の見所がある寺院としても知られています。

そして、この妙心寺の境内にも、興味深い橋がありました。
勅使門と三門との間にある放生池(ほうじょういけ)という名のほぼ正方形の形をした池の中央に架かっている石橋で、下の写真がその石橋を東側から見た光景です。
ちなみに「放生」とは、捕えた虫や魚、動物などの生物を解放して自由にする事で、それによって殺生や肉食を戒め、慈悲の実践とします。放生池は魚類を放す場所で、妙心寺以外にも石清水八幡宮や本能寺など多くの社寺に設けられています。
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下の写真は、石橋と、石橋の南側にある重要文化財の勅使門です。
この門は通常は閉じられていますが、妙心寺住持の入山・晋山時に新住職はこの門から境内に入るそうです。
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下の写真は、石橋の南側(勅使門側)から、石橋と、「三門」と称される朱塗りの楼門を望んだ光景です。
この門も重要文化財で、楼上には観世音菩薩と十六羅漢が祀られ、極彩色鮮やかに飛天や鳳凰、龍の図などが柱や梁に描かれているそうです。
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by bridgelove | 2008-09-16 04:21 | 神社仏閣の橋 | Comments(0)