宇治橋 ~聖界と俗界の架け橋~
2008年 03月 02日
先月、「伊勢神宮」の名で広く知られている、三重県伊勢市の神宮に参拝に行って参りましたが、その際、五十鈴川に架かる長さ101.8m・巾8.42mの総檜造りの橋「宇治橋」を渡ってきました。
神宮の中心地(最も聖なる場所)である内宮へ行く参拝者は必ずこの橋を渡らなくてはならず、そのため、この橋は年間600万人のも人々が渡り、この橋そのものが“お伊勢さん”のシンボルともなっています。
この橋は20年毎に架け替えられるため、年間600万人が渡るという事は、単純計算すると20年間で、日本の人口とほぼ同じ1億2千万人が渡る計算になります!
宇治橋の縦の中心線の辺りがちょっとへこんでいるのは、それだけ人が歩いた証でもあるのです。
ちなみに、「伊勢神宮」という神社名は実は俗称で、本当は漢字二文字だけの「神宮」が正式名称です。