東福寺の臥雲橋・通天橋から境内の紅葉を楽しんできました
2014年 12月 03日
京都市内の某学校に在学していた2年間、私は京阪電車で学校へ通学していたため、当時は毎日東福寺駅を通過しており、東福寺駅で下車した事も数回程ありましたが、実際に東福寺へと行ったのは今回が初めてでした。
1236年(鎌倉時代)に創建された東福寺は、現存する禅寺の三門としては日本最古で国宝でもある「三門」、昭和期の木造建築としては最大級とされる昭和9年に再建された「仏殿」(本堂)、明治23年に再建され近代芸術の抽象的構成をとり入れた枯山水庭園を含む「方丈」、昭憲皇太后の恩賜建築である「庫裏」などから成る主要伽藍を中心に、25の塔頭(山内寺院)を有する大寺院で、京都五山第四位の禅寺として中世、近世を通じて栄えてきました。
その広大な境内の、主要伽藍の北には洗玉澗(せんぎょくかん)という名の渓谷があり、洗玉澗には、西から東へ臥雲橋、通天橋、偃月橋という3本の橋(東福寺三名橋)が架けられています。
そのうちの通天橋は、本堂から通じる廊下がそのまま屋根付きの橋となったもので、この橋から望む秋の景色は特に紅葉が美しい事でも知られており、今回は、これらの橋と、境内の紅葉を見るため、東福寺へと行ってきました。
以下の写真4枚は、南北に架かる臥雲橋を、北側から南側へと渡った際に撮影した写真です。なかなか風情のある橋です。
そして、以下の写真3枚は、臥雲橋と並行して架かる通天橋を、南側から北側へと渡った際に撮影した写真です。通天橋は、仏殿・方丈と、開山堂などを連絡する廊下の一部となっている橋です。
ちなみに、通天橋は1380年(南北朝時代)に洗玉澗に架けられ、昭和34年に台風により一度崩壊しましたが、2年後には再建されました。その際、橋脚部分は鉄筋コンクリートになりました。