渡月橋 ~嵐山の景観を象徴する橋~

先月末頃、関西方面を旅行した際、私は京都の嵐山に行ってきたのですが、嵐山では、桂川(保津川)に架かる全長154mの桁橋「渡月橋」(とげつきょう)を見学し、徒歩で渡ってきました。

桜や紅葉など四季の綺麗な景色が楽しめる橋であり、5月の三船祭、7~8月の鵜飼いや万灯流しなど昔ながらの風流を愛でる舞台ともなる橋ですが、私が訪れた時は桜の開花直前で、特に行事がある時期でもなかったため、周囲の景色や雰囲気に然程の華やかさはありませんでした。
しかし、レトロな風情を感じさせる渡月橋は、自然豊かなな嵐山の景観に調和した綺麗な橋だなと感じました。
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当時は現在地より200m程上流に位置していたそうですが、渡月橋は平安時代からあり、名勝・嵐山の中腹に位置する法輪寺(今昔物語集、枕草子、平家物語などにもその名が登場する古寺です)への通行のために架けられていたので、その当時は法輪寺橋とも呼ばれていました。
渡月橋という名前は、橋の形が、さながら月が橋を渡っていく様子に見えたため、鎌倉時代に亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」と感嘆をされた事から命名されたと云われています。

渡月橋は、度重なる洪水や戦火等で焼け落ちるなどして現在地に移設され、現在の元となった渡月橋は、江戸時代初期に京都の商人・角倉了以(すみのくらりょうい)によって架橋されました。
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昭和9年に完成した現在の渡月橋(平成13年にリニューアルされていますが)は、一見木造に見えるものの、実は鉄筋コンクリート製の橋で、ただ欄干部分は景勝地である嵐山の風景にとけ込むよう木造になっています。

嵐山地区を紹介する観光のパンフレットやガイドブックなどにはこの橋が写っている写真が多用されており、また、京都が舞台となっている映画やドラマなどにもよく登場している事から、現在では観光地としての嵐山地区の景観を代表・象徴する橋として、全国的に広く知られています。
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by bridgelove | 2011-04-18 23:57 | 中部・近畿の橋