官営幌内鉄道の陸橋建設模型

今月7日の記事で詳しく報告させて頂いたように、私は先日、小樽市にある小樽運河やその周辺を見学するなどしてきたのですが、運河周辺を散策した後は、運河からは少し離れた同市手宮にある小樽市総合博物館に行ってきました。

同博物館の施設や展示品は、昭和37年に当時の国鉄により開設された北海道鉄道記念館、及び北海道鉄道記念館の後身である小樽交通記念館のものをそのまま活用しているため、展示物全体の中では特に鉄道関連のものが圧倒的な比率を占めており、そのため鉄道ファンにとっては所謂“聖地”のような場所になっています。

そもそも同博物館がある場所は、新橋~横浜間、京都~神戸間に次ぐ国内3番目の鉄道として明治13年に開業した北海道最古の鉄道「官営幌内鉄道」(手宮~札幌間)の旧手宮駅構内であり、そこは北海道の鉄道発祥の地ともいえる場所なのです。
そういった事情もあり、同博物館では幌内鉄道に関する展示がかなり多いのですが、それらの中でも私が特に興味を抱いたのは、幌内鉄道の橋梁建設をリアルに再現した模型でした。
下の写真がその模型で、恐らく、小樽市入船にあった陸橋だと思います。
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日本で初めて開業した鉄道・新橋~横浜間は全てイギリスの技術により建設されましたが、それに対して幌内鉄道は、アメリカ人技師ホーレス・ケプロン(北海道開拓使顧問)の指導の下、全てアメリカの技術により建設されたため、この陸橋もアメリカの開拓鉄道に準じた形式の木製橋梁となったようです。
以下の各写真は、上の写真の模型各部を拡大したものです。
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重機などの建築機械が一切使われていなかった明治前期の鉄道橋梁建設の様子が窺える、大変興味深い模型です。
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by bridgelove | 2009-07-12 06:33 | 北海道の橋 | Comments(0)